DTM 木製デスク
CONCEPT
音楽制作のための、特別な木製デスク
松葉製作所のDTMデスクは、単にパソコンや音響機器を置くための机ではありません。
録音、作曲、編集、ミキシングといった一連の音楽制作を、快適で自然な動作で行える環境を目指して設計した、天然無垢材の木製デスクです。
音楽制作は創造活動です。
制作環境は、作品そのものを生み出すわけではありません。しかし、長時間向き合う空間の質や、道具に触れる心地よさは、創造に向き合う時間をより豊かなものにすると私たちは考えています。
天然無垢材ならではの質感と家具品質、そして音楽制作に必要な機能性を一つにまとめ、創造に集中できる環境を形にしました。

家具品質が生み出す、創造のための環境




重量のあるディスプレイやスピーカー、ラック機材を支えるため、標準仕様では30mm厚の天然無垢材天板と40mm厚の木製脚を採用しています。
十分な強度を備えながらも、家具としての美しさや空間への調和にもこだわりました。
製造を担うのは、家具産地として知られる広島県府中市の家具職人です。
家具づくりに適した無垢材と、産地で培われた構造・加工技術を生かし、音楽制作機材を支えるだけではなく、創造にふさわしい環境をつくる家具として仕上げています。
既製品の機能性だけでは実現できない、置き家具としての完成度と、長く使い続けられる品質を追求しています。
FEATURES
モジュール設計が生み出す、柔軟な制作環境
このDTMデスクは、デスクトップユニットやサイドユニットを、それぞれ独立した機能として考える「モジュール設計」を採用しています。
制作スタイルや機材構成の変化に合わせて、必要な機能だけを組み合わせたり、レイアウトを見直したりできることを前提に設計しました。
デスクを一体の完成形としてではなく、長く使いながら育てていける制作環境として考えています。




必要な機材だけを手元に配置できる、デスクトップユニット



デスクトップユニットは、用途に応じて2種類の仕様をご用意しています。
2Uラック仕様は、ラックマウント機材を2Uまで搭載可能です。
1Uラック+ウッドトレイ仕様は、1Uラックと木製トレイを組み合わせた構成です。トレイはユニット内では引き出しとして使用でき、必要に応じて取り外してデスクトップトレイとしても活用できます。ペンやガジェット、コントローラーなどを手元に整理しながら、自由なレイアウトで使用できます。
トレイ前後の開口部は持ち運びやすさだけでなく、ケーブルを通したまま使用できる構造としており、充電機器やデスクトップコントローラーなどもすっきりと使用できます。
必要な機材だけを手の届く位置に配置し、制作環境に応じてサイドユニットラックと組み合わせることで、作業性と拡張性の両立を目指しました。
制作環境を拡張する、サイドユニットラック
キャスター付きのサイドユニットラックは、1台あたり最大12Uまでのラックマウント機材を搭載できます。
デスク天板と高さを揃えているため、デスクトップの自然な延長としてシームレスに使用できます。さらに、デスクトップユニットをサイドユニットラックへ移設することもでき、制作スタイルや機材構成に合わせて、デスク上のスペースをより自由に活用できます。
制作環境の変化に合わせて、収納力と作業スペースを柔軟に両立できる構成です。




操作性とメンテナンスを考えたラック設計

デスクトップユニット、サイドユニットラックともに、背面をオープン構造としています。
放熱性を確保するとともに、ケーブルの取り回しや機材の接続・交換を行いやすくし、日常のメンテナンスにも配慮しました。
制作環境の変化にも柔軟に対応できる構成を目指しています。
ケーブルマネジメントに配慮した設計
音楽制作環境には、電源、USB、オーディオ、MIDI、スピーカーなど、多くのケーブルが集まります。
金属製のケーブルラックにはパンチング加工を施し、軽量化とデザイン性を両立しました。また、面ファスナー式ケーブルストラップを任意の位置に取り付けられるため、ケーブルを用途に合わせて整理・固定できます。
機材の追加や配線変更にも対応しやすく、制作環境の機能性と家具としての美しさを両立しています。

音を正確に聴き、判断するための環境設計

DTMデスクでは、スピーカーの設置位置や高さ、左右の間隔、ディスプレイとの位置関係など、音を正確に聴くための環境にも配慮しています。
ご希望に応じて、スピーカースタンドをデスク本体から分離した構成や、振動が天板へ伝わりにくい設置方法にも対応可能です。
単に機材を並べるためではなく、音を聴き、判断し、作品を完成させるための環境として、デスク全体を設計しています。
家具としての美しさと堅牢性




ディスプレイ、スピーカー、鍵盤、ラック機材など、多くの重量物を支えるための堅牢な構造を備えながら、部材の形状やプロポーション、脚まわりのバランスを工夫し、空間に圧迫感を与えにくい端正なデザインに仕上げています。
厚みのある天然無垢材が生み出す重厚感を生かしながらも、必要以上に重たく見せないことを大切にしています。
家具としての落ち着いた佇まいが、機材に囲まれた制作空間にも自然な温かみをもたらします。
制作環境の変化にも、暮らしの変化にも応える
制作スタイルは、経験や機材の追加とともに変化していきます。
モジュール構造により、機材構成の変化に合わせてラックや収納のレイアウトを見直すことができます。将来DTM用途で使用しなくなった場合には、ラックユニットを取り外し、一般的な木製デスクとして使い続けることも可能です。
一時的な専用品ではなく、長く暮らしの中で使い続けられる家具であることも、このデスクが目指した価値の一つです。

CUSTOM ORDER
標準仕様とカスタムオーダー
規格サイズの標準仕様をご用意しており、樹種ごとの価格をオンラインショップで確認し、そのままご購入いただけます。
標準仕様をベースに、設置場所や用途に合わせたカスタムオーダーにも対応しています。
規格サイズ

選べる4種類の樹種
それぞれ異なる木目や色合い、経年変化をお楽しみいただけます。

ハードメープル

ブラックチェリー

ホワイトオーク

ウォールナット
サイズ・仕様のカスタマイズにも対応

・天板サイズのカスタマイズ
:最大 幅2,000mm × 奥行1,200mm
1cm単位でのサイズ指定可能
・天板厚の変更:25mm / 30mm / 40mm
・ラック構成の変更
・スライド式キーボードトレー
・パソコン本体の収納
・引き出し・棚の追加
・サイドデスク・ワゴン
・L字型レイアウト
など
実際に使用するディスプレイ、MIDIキーボード、ラック機材、ミキサーなどの寸法と、設置する部屋の広さを踏まえて仕様を検討します。
主要な機材へ自然に手が届き、画面や鍵盤、コントローラーを無理のない姿勢で操作できるよう、制作時の動作を想定しながら寸法や配置を調整します。
※カスタム仕様はお問い合わせください。
電動昇降フレーム用天板にも対応
木製脚を付属しない天板仕様の販売にも対応しています。
ケーブルラックなどのオプションも、標準仕様と同様にお選びいただけます。
お手持ちの電動昇降フレームを活用したい方や、立ち作業と座り作業を切り替えたい方にも、天然無垢材ならではの質感を電動昇降デスクでも取り入れていただけます。
なお、電動昇降フレームはメーカーごとに取り付け方法や対応寸法、耐荷重が異なります。
オプションを含め、ご希望の仕様で取り付け可能かどうかは、お客様ご自身でご確認ください。

※電動昇降フレームは付属しません。
※松葉製作所では、特定フレームとの適合確認および取り付け作業は行っておりません。
搬入と組み立てを考えた構造
本製品は、搬入しやすさと組み立てやすさを考慮した構造を採用しています。
ケーブルマネジメント部などの主要な機能は工場で組み立てた状態でお届けし、お客様には主に脚部の組み立てと天板への取り付けを行っていただきます。
これにより、搬入性を確保しながら、精度が求められる部分は工場で組み付けた品質のままお届けします。
STORY
開発のきっかけ
DTMデスク開発は、松葉製作所代表の娘が本格的なレコーディングを経験したことから始まりました。
音楽制作の現場について知る中で、一般的なデスクでは、機材の配置や配線、操作性、将来的な機材の追加まで十分に対応しにくいことに気づきました。
そこで、松葉製作所を中心に、プロダクトデザインを担当するHEREDIA KOMIYAMA、家具産地・広島県府中市の家具職人、そしてレコーディング環境に精通する宮地楽器RPM 足立氏の知見を取り入れ、機材配置、操作性、配線、耐久性、音響環境、メンテナンス性まで検討しながら開発を進めました。
松葉製作所のものづくり
デジタルワークのための家具をつくる
松葉製作所は木型製作で培った精密加工技術を原点に、HHKBアクセサリーなどデジタル機器のための木製プロダクトをつくってきました。
その思想をさらに発展させ、家具産地・広島県府中市の家具製造技術と融合することで、このDTMデスクは生まれました。
音楽と向き合う時間に、長く寄り添う家具でありたい。
それが松葉製作所のものづくりです。





















